インドネシアに渡航してまいりました。
日本からジャカルタに着く前にカリマンタン島の上空を飛行しますが、その際にがカプアス川が見えます。一面緑に覆われたジャングルに蛇行しながらゆっくりと流れるカプアス川はアロワナ好きにはたまりません。最初見た時は鳥肌が立つ位に感動したのを憶えています。
ポンティアナからヒヤンさんが来てくれていて、待ち合わせのインドネシアレストランに・・・。
ヒヤンさんはディナミカカプアスの創設者で、人生の殆どをアジアアロワナにつぎ込んで来た方であると同時に、ジミーのお父さんでもあります。
レストランに入るとテーブルにジミーの名前でテーブルが予約がされていました。
予約席には大きな葉っぱが置かれていました。う~んお洒落です。
そこにヒヤンさん登場!写真は掲載しませんが、ヒヤンさんの奥さん、ジミーの奥さんと5人での食事です。
2年ぶりにお会いしましたが、お元気そうでした。今まで色んな養殖場のオーナーとお会いしてきましたが、僕はヒヤンさんが一番怖いです。どんな感じかと言えば頑固職人をイメージして頂ければ良いかと思います。
最初ディナミカカプアスに行った時には全てヒヤンさんとの交渉でした。
ヒヤンさんからはアロワナに関する知識、繁殖、商売に至るまで多くの事を教わり学びました。アロワナを買いに行っていつも怒られてたイメージです。20年近く前の話ですから今は怒られる事はありませんけど・・・。
ちなみに当初ヒヤンさんに会うだけで2年を要しました。あの当時は「ディナミカカプアスは日本には売らない」ってスタンスだったので大変でした。メールなど一般的ではなかった時代ですから、電話したりFAXしたりしましたが、全て居留守と無視でした。買うどころか会う事も出来なかったんですよ。まぁ~今となっては笑い話になりましたが・・・。
今は引退してツバメの巣やドリアンを作ったり、ホテル経営したりのんびりしていますが、アロワナの話になると「もう引退したからなぁ~」とか言いながら昔のヒヤンさんに戻ります。まぁ~その方が僕は好きなんですけど、少ない言葉の中には重く深い意味があって、改めて色んな事を教わったような気がします。
最後にジミーと僕に「お前らで上手くやれ。」と言い残し、先に帰って行きました。
ジミーに「怖かったよ。」と言うとジミーも「俺も・・・。」って言っていました。昔はマスターヨーダみたいな感じですが、今は完全にダースベイダーになっていました。
僕のアロワナの父みたいなヒヤンさん。これからも変わらず、元気でいて欲しいです。
次回はポンティアナに遊びに行きますね。