アジアアロワナ・ワールド

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ダトニオ・アンケートの結果

この記事は約2分42秒で読めます



Twitter上で24時間限定で行ったアンケートの結果が出ました。
皆さんご協力ありがとうございました。

今回はこの件に関し僕なりの見解でブログを書かせて頂きたいと思います。

お客様や多くの業者様が「乱獲」と「大量輸出」が現在の高騰を招いているとお考えになっているとの集計結果でした。正直これは予想通りの結果であったともいえますし、こうなるであろうアンケートでもありました。このアンケートにご投票頂いた方や、ご覧になった方の多くは「当たり前の事では?」と思われたと思います。

勿論、「乱獲」と「大量輸出」もインドネシアのダトニオの高騰の原因ではありますが、実はアンケートの最下位だった「天候不順」が一番大きく影響していると考えています。日本でも良く聞く異常気象がインドネシアでも起こっており、これがダトニオが捕れない一番の原因であると考えています。

通常インドネシアには雨季と乾季があり、このバランスが大きく崩れていて大雨が降り続いたり、逆に雨が降らずに水不足になったりしているのです。


インドネシアのダトニオには2回のシーズンがあります。
厳密にいえば捕れるタイミングが2回あるのと言う意味ですが、1回目のシーズンは1cm前後の稚魚の採取時期、2回目は6~8cmの採取時期です。日本にはあまり入荷しませんが、1円玉サイズのダトニオをご覧になった事がある方も多いかと思います。15cm以上のサイズが入荷する事もありますが、それは前年以前に繁殖した個体です。

この2回の採取時期ですが、いずれも水位が下がった際に漁師がダトニオを捕獲できる時期なのです。通常1cmの新しく生まれた稚魚が捕れて、次に水位が下がって捕獲できる時には6cmまで成長しているのです。この雨と水位、ダトニオの産卵、捕獲がきちんと機能していない事で採取量が減り需要と供給のバランスが崩れ価格が上がっているのです。

これはワイルドの熱帯魚全般に言えますが、自然界の繁殖が頼りの種は避けては通れない事です。以前のブログで今年はハズレ年と書きましたが、それはこういう意味です。


野菜などもそうです。ニュースなどで「今年は白菜の値段が高騰しています。」とか良く耳にします。これは多くの方が大量に白菜を食べていたり、輸出されて不足しているるのではなく、天候が大きく影響していますよね。ましてや農家の方が白菜を作るのをやめた訳でもありません。

熱帯魚に話を戻すと、「今年アロワナのノーザンバラムンディー皆さん見てますか?」日本に入荷するノーザンの多くはインドネシア最東部のイリアンジャヤで捕獲されたワイルド個体が輸入されてきますが、今年は同じ様な理由で日本の市場にノーザンが出回っていないと思います。これはダトニオ同様、乱獲とか輸出量が増えた事とは関係なく、異常気象で捕れていないだけです。

勿論、ノーザンが現地に全く居ないわけではありません。採取量が減っているので、現地価格が上り輸入業者が「この価格では日本での販売は難しい」と判断して輸入していないのだと思います。


正確な数ではないかもしれませんが、1年間で300万匹のダトニオが輸出されると聞いています。凄く多い数ではありますが、ダトニオは3000個もの卵を産むとも言われています。この事を考えても居なくなったのではなく、やはり異常気象が捕れていない一番の原因である事は間違いないのではないかと思っています。

自然界にダトニオが居なくなるのが最悪のパターンですが、そうではないとすると次のシーズンは大丈夫というのとも少し違います。当然、捕れれば価格は戻るでしょうし、次も気象次第では採取量が少なく価格は今と同じかそれ以上もあり得ます。これはワイルドに頼らざるを得ない熱帯魚の宿命です。

少なくとも自然が大きく影響して現在の状況になっているので、これは神のみぞ知る所ではあります。多くのお客様にダトニオ入れないの?とお問合せを頂きますが、現状そんな感じなので、今の所様子をうかがっている所です。

ここの書いたブログが全て正しいかどうかは分かりませんが、なんとなくでも今回のアンケートを行った理由を感じて頂ければ嬉しいです。

ではでは


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